プレスリリース

天然素材をデザインの主役へ。KURZ、2026年ドイツ・イノベーション・アワードを受賞

LEONHARD KURZは、「German Innovation Award 2026(ドイツイノベーションアワード2026)」の「Excellence in Business to Business – Materials & Surfaces(BtoB部門:材料・表面技術)」カテゴリーで受賞しました。

受賞対象となったのは、「NFPP – Natural Fiber Decorations for Sustainable Surfaces(持続可能な表面向け天然繊維装飾技術)」で、この技術により同社は、サステナブルでデザイン性の高い表面ソリューションに新たな基準を打ち立てています。

自動車業界では、持続可能性、資源の有効活用、そして優れたデザイン性が変革を推進する重要な要素となっています。今回受賞したソリューションは、これらの要件を工業的な量産に対応可能な材料・加飾コンセプトとして融合できることを示しています。

ここでの革新は素材そのものではありません。天然繊維ポリプロピレン(NFPP:Natural Fiber Polypropylene)はすでに長年使用されてきた材料です。今回評価されたのは、その新たな応用方法である、天然繊維複合材への加飾技術です。

 

天然素材をデザインの主役へ

KURZが開発した技術により、NFPPは従来のように内部構造材として隠されるだけでなく、天然繊維の質感をあえて表面に見せるデザイン素材として活用できるようになりました。

独自開発のポリプロピレン(PP)ベースの表面構造が、熱と圧力によって天然繊維複合材と強固に一体化し、安定したマトリックスを形成します。これにより、天然繊維を表面に美しく浮かび上がらせ、製品デザインの特徴として表現することが可能になります。

その結果、温かみのある有機的な質感奥行きのある独特な外観を備えた表面が実現します。また、単色デザインだけでなく、パターンや多色グラデーションなど、多彩なデザイン表現にも対応できます。

 

軽量性・機能性・リサイクル性を両立

加飾されたNFPPは、美しい外観だけでなく、優れた機能性と環境性能も備えています。

部品重量は従来のプラスチック製部品と比べて最大40%軽量化できる一方、高い機械的強度を維持しています。

さらに大きな特長は材料構成にあります。ポリプロピレンを使用することで熱可塑性樹脂部分を均一な材料構成に保ち、製品のリサイクル性を確保しています。

 

強力なパートナーシップにより量産化を実現

今回受賞したソリューションは、量産を前提とした工業生産に対応しています。

KURZは、Polyvlies(繊維技術)およびFRIMO(成形機・金型技術)といったパートナー企業と連携し、安定性・再現性・量産性を兼ね備えた製造プロセスを確立しました。

これにより、加飾NFPPは自動車業界だけでなく、家具やインテリアなど幅広い分野においても、持続可能な表面材として将来性の高いソリューションとなっています。

 

未来のモビリティを支えるイノベーション

今回の受賞は、KURZが機能性とデザイン性を兼ね備えた表面技術のイノベーションリーダーであることを改めて示すものです。

デザインの自由度、材料効率、そしてリサイクル性を融合したこの技術は、持続可能な素材を単に機能的なものにとどめず、人の感性に訴える魅力的な素材へと進化させることを実証しています。

プレス資料

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