プレスリリース

LEONHARD KURZとENERGYNEST、蓄熱機能を備えたPower-to-Heatプラントの稼働を開始

ドイツ・ズルツバッハ=ローゼンベルク、2026年9月2日:LEONHARD KURZとENERGYNESTは、ズルツバッハ=ローゼンベルクを拠点に共同で導入した、蓄熱システムを備えたPower-to-Heat(電力から熱への変換)プラントの稼働を開始しました。設置および試運転に関するすべての作業が完了し、現在、再生可能電力を利用して産業用プロセス熱を供給しています。これは、エネルギー集約型の生産プロセスの脱炭素化に向けた重要なマイルストーンとなります。

本プラントは、3 MWの電気ヒーターと、12 MWhthの蓄熱容量を備えたENERGYNEST ThermalBattery™を組み合わせたものです。既存の熱媒油設備に直接統合されており、主に敷地内に設置された地上設置型太陽光発電システムから直接供給される電力を利用して、必要なときに高温のプロセス熱を供給します。

KURZは年間3 GWhthを超えるクリーンな熱エネルギーを生成し、同拠点の1つの生産ラインにおける熱需要の70%以上をカバーします。そのうち40%以上は蓄熱された熱によって供給されます。同時に、天然ガスの使用量を年間3.5 GWh以上削減し、年間700トンを超えるCO₂排出量の削減を実現します。

このプロジェクトを通じて、KURZはサステナビリティ戦略をさらに推進し、気候中立な生産という目標に向けた取り組みを着実に進めています。同社はすでに、ドイツ国内の拠点において再生可能エネルギー由来の電力のみを使用しています。今回のPower-to-Heatプラントの稼働開始は、産業用熱供給の脱炭素化に向けたさらなる重要な一歩となります。

LEONHARD KURZのGlobal Technology担当Executive Senior Vice President、Ralph Hopfensitzは、次のように述べています。

「サステナビリティは当社の企業DNAに深く根付いており、事業活動やイノベーションのあらゆる側面を形作っています。今回のプラントの稼働開始により、気候中立な生産に向けた道のりをさらに一歩前進させることができました。このプロジェクトは、革新的なエネルギーソリューションと産業競争力が両立できることを示すものです。」

ENERGYNESTのCEO、Alex Robertsonは、次のように述べています。

「今回の稼働開始の成功により、産業用プロセス熱の脱炭素化はもはや将来の構想ではなく、現在すでに経済的に実現可能であることを実証しました。KURZとともに、再生可能電力を柔軟に活用し、化石燃料を代替するソリューションを実現しました。このプロジェクトは、排出量削減、エネルギー効率、エネルギー供給の安定性において、すぐに測定可能な成果をもたらしながら、産業におけるエネルギー転換を実際にどのように実現できるかを示すものです。」

今回のソリューションは、高温熱と蓄熱システムを一体化したドイツ国内でも先駆的な産業用Power-to-Heatプロジェクトのひとつです。企業が再生可能電力を柔軟に活用し、エネルギー効率を高めるとともに、化石燃料を利用したプロセス熱を経済的に代替できることを実証しています。

本プロジェクトは、ドイツ連邦経済気候保護省(BMWK)の助成を受けて実施され、産業分野における電化された熱供給の大規模展開に向けたモデルケースとして位置付けられています。

今回のプロジェクトが成功裏に実現したことは、Power-to-Heatと蓄熱が気候中立な産業を実現するための重要な要素となり得ることを示しています。

プレス資料

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